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白河直子ソロダンス/エタニティ [ダンス/プレビュー]

私がコンテンポラリーダンスと出会う、少し前。H・アール・カオスが愛知県芸術劇場で伝説的ともいえる超大作を上演しています(2002年)。オーケストラ演奏と合唱による『カルミナ・ブラーナ』です。私はこの作品をライブで見られなかったことが本当に悔しかったんですよ(笑)。ダンス評論に携わる人間として、あの作品を見逃してしまったのは大きな損失だとさえ思ったくらい。そのあと、彼女たちの公演があるのを待ちに待って、世田谷パブリックシアターで初めてライブで作品を拝見したときの感激はとても大きなものでした。

2008年にダンスオペラのシリーズで『神曲』の上演の際には白河直子さんのワークショップにも参加し、舞台上の激しさとはまったく異なる印象の、優しく穏やかな彼女の指導に驚かされたりもしました。舞台に立つ方は、なぜかこんなふうにギャップがある方が多いですね。そこがたまらなかったりする(笑)。

私が拝見してきたH・アール・カオスの舞台では、天と地を激しく往来する感覚に襲われました。両極端の感情、両極端の状況、それらを激しい速度で行き来することで生まれるあらゆる情動と感傷・・その奥に続く闇のような静寂、、、それは見るものを揺さぶり、深淵な世界に引き込んでしまう力を持っていました。振付家・大島早紀子さんの独自の美学といってしまうのはカンタンですが、美しさと恐ろしさのようなものを同時に感じますね。

今回の『エタニティ』は6年ぶりの新作となるとか。会場は愛知県芸術劇場の小ホールで、ソロダンス公演。これまでは大劇場で複数のダンサーを配しての大規模な作品が多かった印象が強いので、いったいどんな作品になっているのか大変興味深く感じます。公演のフライヤーには「伝説の復活、新たな神話の誕生」とありますが、まさにそんな気がしますね。

2016年という年に、どんなH・アール・カオスの世界が広がるのでしょうか。この目で見届けたいと思います。
(めっちゃ気合入ります~☆)


■日時:2016年7月1日(金)-3日(日)

■場所:愛知県芸術劇場小ホール

★詳細:http://www.aac.pref.aichi.jp/syusai/eternity/index.html


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TROPE 3.0 /Monochrome Circus × graf × Toru YAMANAKA [ダンス/プレビュー]

私は舞踊批評家協会という組織の末席についているのですが、この協会では年間を通じて各協会員(日本舞踊、バレエ、舞踏、コンテポラリーダンスという大まかなジャンル分けがあるようです)が優秀作を推薦し、合議の上で大賞と新人賞を授与するというミッションを持っています。私はコンテポラリー領域からの推薦をすることが多いのですが、主に東海地方~関西方面での上演作品・アーティストから候補をあげています。

最近の協会員としての私の悩みは、首都圏以外で上演されている作品をどう評価の土俵に上げるかということ。協会員の多くが首都圏在住なので、どうしても目にする作品は首都圏内が多くなっているように感じられます。今年はこの悩みをクリアにすべく、少し動いていこうと思っていますが、それは別途展開しますね。

今回は、こうした悩みをクリア出来る1つの契機としてとらえ、関西圏で主に活動している優秀なカンパニーをご紹介したいと思います。京都を拠点に活動しているカンパニーで、毎年春にダンスワークショップフェスティバルを主催しているといえば、関西圏のダンス関係者なら「ああ、あのカンパニーだよね。」とすぐにわかってしまう活動歴を誇るカンパニー「Monochrome Circus」。彼らが東京で公演をします。

海外とのパイプも持ち、海外共同制作の経験も多く、多ジャンルのアーティストとのコラボレーションも盛んに行っているカンパニーで、ワークショップフェスティバルを通じたネットワークの広さも彼らのクリエイションの大きな源となっているようです。でも、何より魅力あるアーティストをひきつけているのは、コンタクトインプロビゼーションという即興メソッドをベースに、身体能力の高いダンサーと知力の高い演出力を絶妙なバランスで有しているからでしょう。

今回の作品『TROPE 3.0』は2011年にスタートした作品で、2013年の再編を経て今回に至ります。コラボレーションんするのは、大阪を拠点にクリエイティブな家具を展開している会社(彼らのHPをみると「関数としてのデザイン(graf)」という言葉があり、クリエイティブな余白をはらんだ家具を提供している姿勢の後ろにある思想のようなものを感じます)。作品の中にはgrafがクリエイトする不思議な家具(?!)が登場するので、ダンサーとこれらがどのような関係性を生み出すのかが見どころです。音楽の山中透は元ダムタイプのメンバーで、現在はMuDAで作曲家、プロデューサー、DJなどを務めるアーティスト。ダンス、道具、音楽・・・これらの組み合わせがクールでありながら人肌の質感を感じさせる、不思議な作品の世界観をつくりだしていきます。

関西圏の優れたダンスカンパニーの作品、ぜひ、首都圏のダンスファンのみなさんに見て頂けたらいいなと思っています。ぜひ、お出かけくださいね。


■日時:2016 年 3 月 16 日(水)~21 日(月・祝) 全8回公演

■会場:P3 art and environment

*詳細は下記HPをご覧くださいね。

Monochrome Circushttp://monochromecircus.com/current-production/ 

P3 art and environmenthttp://p3.org/JAPAN/



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MatchAtria Trailer [ダンス/プレビュー]

知り合いのダンス評論家の方がご紹介されていたサイトをみて、心臓が止まりそうになった企画です(笑)。

各回30名という限られた観客には、心臓のオブジェとヘッドフォンが手渡されるらしい。手にした心臓からはダンサーの鼓動が、ヘッドフォンからは心音が聞こえてくるというから、何だか穏やかじゃない。

メディアアーティストの石橋義正と、圧倒的なパワーと存在感を持ち、クロスメディアなダンスパフォーマンスを展開するダンサー・川口ゆいが共同でクリエイトする“生命力”をテーマにした映像テクノロジー+奇抜なアイデアに満ちた新感覚のメディアパフォーマンスといいます。いやあ、これはちょっと体感しとかないといかんです・・・と思いました(笑)。横浜での公演はもうチケットがほとんどソールドアウトになっているようですが、季節もよい時期になりますし、思い切って金沢高知まで出かけてしまっても楽しそう・・・。

私は3月6日(日)13時の回で体感しようと思います。ひゃー、なぜだろう、キンチョーする。。


☆横浜公演
■日時:
2016年
3月4日(金)18:00 / 20:00
3月5日(土)13:00 / 15:00 / 17:00
3月6日(日)13:00 / 15:00
■会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 3F ホール

☆金沢公演
■日時
2016年
3月12日(土)13:00 / 15:00 
3月13日(日)13:00 / 15:00
■会場:金沢21世紀美術館 シアター21

☆高知公演
■日時
2016年
3月19日(土)13:00 / 15:00
3月20日(日)13:00 / 15:00
■会場:高知県立美術館ホール・舞台上

*詳細は下記HPをご確認下さいね。
http://www.matchatria.com/

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そこを右にまがると… いや左かもしれない/佐藤小夜子 DANCE LABORATORY [ダンス/プレビュー]

私はダンス作品を拝見するのが本当に大好きで、何よりこの瞬間に幸せを感じてしまっているプチ・クレイジーです(笑)。魅力的なダンス作品が上演されると聞けば、北は北海道から南は沖縄まで、後先も考えずに飛んでいってしまいます。そんな私ですが、自分が暮らす街で活動しているグループも全力で応援しています。

名古屋や岐阜を拠点に活動する佐藤小夜子DANCE LABORATORYもその1つ。モダンダンスのグループですが、作品構成や上演場所への自由な感性を持ち合わせるなど新しいことへのチャレンジ精神は旺盛で、人材育成と作品クリエイションの両輪をうまく両立させているグループだと思います。子どものころから指導を受けて育った20歳前後の若手、佐藤さんと肩を並べるようにカンパニーの中核を担うベテラン、どちらも互いの個性を活かしたクリエイションを生み出していると感じますね。

さて、次回上演作品について、下記応援文を執筆させて頂きましたので、こちらのブログでもご紹介させて頂きます。ぜひぜひ、足をお運びくださいね。

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2013 年のあいちトリエンナーレ祝祭ウィーク事業『コンテンポラリーダンス 2013 空間飛行』で上演された本作品は、2 年半を経ての再演となる。2013 年あいちトリエンナーレのテーマは「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」だった。東日本大震災後のアートの役割を再考する要素が色濃く反映されたテーマであるが、本作品もテーマと重なるコンセプトが感じられる。

作品の主要モチーフとして使われる白いフレームは手で支えなければ自立せず、倒れてしまう不安定な存在だが、立たせたり、1 枚の板のように平坦にさせたりといった変容が可能な存在でもある。フレームは作品の中で個性豊かなダンサーたちの動きによって様々に姿を変えていく。このシーンからは「こうあるべき」という枠組みを規定しているのは、自分自身かも知れないという疑問がふと浮かび上がってくる。ユーモアを添えつつ、日常の中に潜む小さな縛りを解きほぐす視点は、日常のリズムをダンスとして可視化する佐藤作品の大きな魅力と言えよう。例えば 2014 年から継続しているフラッシュモブでは、和太鼓のリズムとともに参加者は前にいる人の動きを真似ていき、やがて自分の動きも後ろにいる人たちによって波のように連鎖していくという構成をとっている。歩くという単純なリズムに参加者の個性が乗せられることで生まれるユーモアと人々への優しいまなざしを感じさせる演出だ。

『そこを右に曲がると・・・ いや左かもしれない』というタイトルは、独り言のような言葉かも知れない。表面は冷静でも、内側では決断と迷いが揺れ動いている状況だ。効率が求められる現代において、迷い、戸惑い、立ち止まることは良しとされない。しかし、本作品からは揺れ動くことも豊かな個性の1つとして受け止めたくなる希望が感じられる。ラストシーンを見終わったとき、私たちは笑顔になっている自分に気づくだろう。日常 か ら の 解 放 と 、 回 帰 。 私 た ち が 必 要 と し て い る 体 験 が そ こ に あ る か ら だ 。

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■日時:2016年3月12日(土) ①14時30分~/②18時30分~

■場所:名古屋市東文化小劇場

詳細は下記でご確認下さいませ。
http://www.geocities.jp/ssdl_dance/news.html#migihidari2016


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月夜に煌めくエトワール [ダンス/プレビュー]

新春の幕開けにふさわしい、とても華やかな公演がスタートしました(1月10日の東京を皮切りに、1月14日の大阪へと続きます)。パリ・オペラ座バレエ団のエトワール、エルヴィ・モロー、ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオという豪華な顔ぶれに加えてモンテカルロ・バレエ団やネザーランド・ダンス・シアターに所属していた中村恩恵が参加します。この企画はエルヴィ・モローがピアニストのジョルジュ・ヴィラドムス・ウェーバーとの共演をきっかけに生まれたダンスと音楽の美しいコラボレーション。オーストリアの詩人J.C.ザイドルの「月に寄せる人の歌」から着想を得て構成されているのですが、冬の夜空にピッタリの構成ですね。愛知県の公演は「コンサートホール」での上演ですから、澄み渡った音色が作品の世界観を一層深めてくれそうです。美しい音楽と華やかなエトワールたちの饗宴は必見の舞台です!

さてさて、必見とご紹介するには理由があります。上演プログラムを見てみましょう。

★Ballet 『LUNA』ラフマニノフの『ヴォカリーズ』にモローが振付、日本初演(モロー出演)。
Music リスト:バラード第2番ロ短調
★Ballet 『瀕死の白鳥』サン=サーンス『動物の謝肉祭』より第13曲「白鳥」ミハイル・フォーキン振付(ジルベール出演)
☆Music サン=サーンス:序章とロンド・カプリチオーソ
★★Ballet 『タイトル未定』世界初演 アルヴォ・ペルト『鏡の中の鏡』パトリック・ド・バナ振付(モロー、ガニオ)
★Ballet 『月の光』ドビュッシーにイリ・ブベニチェク振付(モロー)
☆Music イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番ニ短調 “バラード”
★Ballet ワーグナーの『トリスタントとイゾルデ』よりパ・ド・ドゥ ジョルジオ・マンチーニ振付(ジルベール、ガニオ) 日本初演
★★Ballet 『ツクヨミ』アルヴォ・ペルトの「アリーナのために」に中村恩恵が振付(モロー)世界初演
☆Music ポンセ:メキシカン・バラード
★★Ballet 『フィナーレ』マヌエル・ポンセ作曲、ギャスパール・グラウス編曲「エストレリータ〜小さな星〜」オールキャスト

・・・ね、これは必見でしょう(笑)?

中でも注目したいのは中村恩恵振付の『ツウクヨミ』。もともと予定されていた『月の光のかたわらで』ミルピエ振付作品からの変更したのですが、日本の振付家の作品を日本のお客様に紹介したいというモローの熱い想いが形になったものだそうです。モローは囲み取材の際に「恩恵はとても大好きな振付家。コラボレーション出来て本当に嬉しい。」と語っていたほど。こういうアーティスト同士の相思相愛関係が生まれているときって、すばらしい作品になることが多いので、期待大です。ツクヨミという日本の神をテーマにした作品を、モローがどう表現するのかも、日本のファンとしては見逃せませんよね。

美しい世界にふれて、1年の元気をチャージしませんか?


■日時:2016年1月13日(水)19:00-

■場所:愛知県芸術劇場コンサートホール

詳細は下記をご確認下さいね。
http://www.aac.pref.aichi.jp/syusai/etoile/index.html

*ドロテ・ジルベールさんによるバレエワークショップ、聞いたところによるとまだ、ほんの少し空きがあるそうですよ〜。バレエダンサーの方はぜひ☆
http://www.aac.pref.aichi.jp/syusai/etoile/index4.html




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バットシェバ舞踊団 DECADANCE-デカダンス [ダンス/プレビュー]

例えば、ランニングの大好きな人が準備運動をする。手首をまわし、首をまわし、軽く屈伸をする。目をあげると、目の前に広がるのは雄大な大自然。高鳴る期待に胸がドキドキしてくるのは、今から素晴らしく美しい景色の中を疾走していく予感が、一足先に身体中を駆け抜けているから・・・みたいな心境が、今の私です(笑)。いよいよ、イスラエルのダンスカンパニー、バットシェバ舞踊団の来日公演がはじまります。バットシェバの公演は過去に何度か拝見してきていますが、今回ほどトキメキの大きな公演はありません。

今回の来日公演は、カンパニーの名作がズラリと並び、息もつかせぬテンポで疾走していくように展開していくはずです。過去に拝見してきた作品の中で私の胸の高鳴りを奪っていった作品ばかりですから、外れなし、という状態ですね。もちろん、新作と未知との出会いを期待するときもワクワクしますが、鉄板のワクワクを待つ気持ちは格別ですね!

構成作品
Max(07 年)、Seder(07 年)、George and Zalman(06 年)、Telephoza(06 年)、Three(05 年)、
Naharin’s Virus(01 年)、Moshe(99 年)、Zachacha(98 年)、Zina(95 年)、Anaphaza(93 年)、Mabul(92 年)、Kyr(90 年)、Black Milk(91/95 年

・・・クラクラします(笑)。
これまで『今回はまあいいか。』とスキップしたときがありましたが(ごめんなさい)、そのときには確実に後悔させられました。うーん、オハッド・ナハリンはこんなところでも観客をいい意味で裏切ってくれるのかしら。。。


■日時:2015年10月7日(水) 19:00開演(18:30開場)

■場所:愛知県芸術劇場大ホール

■詳細は下記ホームページでご確認下さいませ。
http://www.aac.pref.aichi.jp/syusai/decadance/


★バットシェバ舞踊団の劇術監督であり、振付家であるオハッド・ナハリンのダンスメソッド『GAGA』に関する記事を書いています。(初稿はdance+)。(続きを読む)をクリックしてお読みくださいませ。





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afterimage 7th『ニトロ』 [ダンス/プレビュー]

以前、静岡で近藤良平さんの作品を拝見したときのこと。アフタートークで良平さんがおっしゃっていたことが印象に残っています。正確には思い出せないのですが「意味や正解を探るだけでなく、ダンスそのもので楽しいと思える作品を踊りたい」という内容だったと思います。その言葉通り、この日の良平さんの作品はズッシリとした紙おむつを釣竿でぶら下げたり、子供用の三輪車で登場したりと会場を爆笑の渦に巻き込むような要素が織り込まれていました。これ、結構大切なことだと思うんですね。劇場で上演されるダンス作品、コンテンポラリーダンスと呼ばれるものは特に、その作品によって深く考えさせられるものも多い。それは必要なことですが、きっと良平さんはそこだけに焦点が当たることにNOとおっしゃっているように感じられました。そう、ダンスの姿は多用であっていいし、楽しんでいいはず。


例によって前置きが長すぎる症候群ですが(苦笑)、昨日から7度目となる公演がはじまった名古屋のafterimageも、良平さんの言葉が示そうとしたことを体現しているように思います。

彼らの持ち味はスピード感とキレッキレのパロディ。彼らの舞台には右から左から舞台を横切るダンサーによって風が生まれ、その風に心のモヤモヤが一掃されるような爽快感を伴います。これ、一度体験すると結構やみつきです。次にパロディ力がピカイチ。パロディって対象の真実を深く捉えていないと表面の模倣や単純なギャグに終わっておもしろくないのですが、彼らのパロディは絶品。ちゃんとダンス要素に昇華してくれてると思います。

あと、今回の公演に期待しているのは彼らのダンス歴というか、歩みから来るメンタリティ。振り付けを担う服部哲郎の海外遠征や、演出のトリエユウスケの演劇ユニット立ち上げ、メンバーの入れ替わりなどを経て、カンパニーとしてどう進んでいくべきかを迷いながらも突破しようとする部分(こういう状態のときって、作品がググっと良くなることも多いですからね)。ん?ちょっとサディスティック?!

東京バレエ団プリンシパルの大嶋正樹や、演劇俳優たちがゲスト参加している点も興味深いですね。

今日と明日、梅雨の合間にスカッとダンス晴れを楽しみに行きませんか?私は今日の14:00の回にお邪魔する予定です。ぜひ、ごいっしょしましょう☆

■日時
2015年6月26日(金)20:00~ (終了)
6月27日(土)☆14:00~、19:00~/6月28日(日)14:00~、★17:00~
*開場は開演の30分前より
*☆は ヤサぐれ 舞踊評論家、乗越たかお氏をお迎えしてのアフタートーク!
★はFJJS特別公演
*FJJSとは?
【フリー・ジャンピング・ジャムセッション】
千秋楽を終えた舞台をそのままクラブ空間のような音楽とともに踊れる自由な空間に。
公演出演者はもちろんのこと、ゲストアーティストも多数参戦!
踊るもよし、歌うもよし、奏でるもよし、そして観るもよし。あなた次第の新感覚公演。
さぁ、劇場で一緒に遊ぼう。

■場所
愛知芸術文化センターB1F 愛知県芸術劇場 小ホール
地下鉄東山線/名城線「栄駅」名鉄瀬戸線「栄町駅」より徒歩3分 (オアシス21直結)

詳細はafteraimage HPでご確認下さい。
http://helloafterimage.com/flier.html

*少し古いですが、過去に書いたレビューは下記をご覧下さい。
http://atl-since07.blog.so-net.ne.jp/2009-07-17

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テロ・サーリネン・カンパニー 『MORPHED-モーフト』 [ダンス/プレビュー]

10年ほど前の6月、初めての海外ひとり旅を経験したのが北欧(デンマークスウェーデン)でした。せっかく海外に行くのだから舞台もみなくちゃ!と張り切って探したのですが、なかなか見つかりません。現地に住んでいる方からの情報でわかったのは「陽射しあふれる貴重な夏は、外で過ごすことが優先!劇場は冬がハイシーズン。」ということでした。今は事情が違うかも知れませんが、地球を感じた経験です。

今日から彩の国さいたま芸術劇場でスタートするテロ・サーリネン・カンパニーは、そんな北欧はフィンランドを拠点に活動するカンパニー。振付家のサーリネンは、フィンランド国立バレエ団でダンサーとして活躍した後、意欲的な作品を数多く発表して、世界のコンテンポラリー界で高く評価されていますね。今回の初来日公演で上演されるのは現代フィンランドを代表するアーティスト、作曲家・指揮者であるエサ=ペッカ・サロネンの3つの楽曲に振り付けた『MORPHED』。私は初サーリネンですが、プレスリリースで紹介されている“力強く変化に富んだサーリネンならではの動き”や舞台の三方を取り囲むように垂れ下がる無数の紐とダンスのコラボレーションが気になります。MORPHED(=変形された)というタイトルからあれこれ想像するのも楽しいです。

今回は見送ろうかと思いましたが、友人に追い打ちをかけられるように誘ってもらったので(笑)行くことに。今この記事は新幹線の中で書いてます。思いきり味わってきたいと思います☆会場でみかけたら、ぜひ声かけて下さいね?。


日時:2015年6月20日(土)~21日(日) 各回 開演15:00
※20日(土)21日(日)各回終演後に振付家テロ・サーリネンによるアフタートークが決定!!
※当日券は、各公演開演の1時間前より大ホール入口当日券売場にて販売いたします。

場所:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

ホームページ: http://www.saf.or.jp/stages/detail/2333
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Nibroll『リアルリアリティ』 [ダンス/プレビュー]

人は、乾いた砂が水を吸いこむかのように、何かを渇望しているときがあります。今の私は、まさにこの状態にいるみたいです(笑)。ズバリ、求めているのはダンスを観ること。しかも、それはとことん身体というものを感じることの出来る作品です。なぜでしょうか。

現代社会で暮らす私たちは、遠く離れていても、深夜であろうとも、ヴァーチャル空間で誰かと会話を続けることが出来ます。夜と言わず昼と言わず、あらゆる場所で議論は続き、さまざまな事象がうねりながら、のた打っているかのようです。でも、ときにヴァーチャルな議論は発言者の思いとは違うところで発火し、言葉の暴走がはじまります。それは身体を突き抜け、心の芯まで切りつけるような痛みを伴います。顔をあわせていれば、そこまで傷つけあうこともないはずなのに・・・。

これまでのNibrollの作品には、身体と身体がぶつかり合いながら1つになろうともがくような、熾烈な体感を覚えました。今回の作品のテーマは「リアリティが希薄になった現代を生きる私たちが実感出来る身体を探る」というもの。2014年に和歌山、名古屋、東京で各地のダンサーやミュージシャンらと丁寧なコミュニケーションと創作をくり返す中で作品作りを行ったことがベースになっているようです(より多様な身体の価値観が作品の中に融合し、これまでとは少し異なるテイストになりそう)。

ヴァーチャルな世界で仕事する日々。身体性の希薄さと痛みを覚えつつ、私はNibrollの作品が無性に観たいと感じています。それは失われたリアルな感覚を目覚めさせたいからなのかも、知れませんね。・・・あれ、私ってかなり痛い子になってますか(笑)?!いやいや、時代の要請によって生まれてくるこの作品に引き寄せられているだけなのですよ、きっとね。


■日時:2015年6月5日(金)19:30開演/6月6日(土)14:00開演/6月7日(日)14:00開演

■会場:愛知県芸術劇場 小ホール/〒461-8525 愛知県 名古屋市東区東桜1-13-2

■チケット:一般3200円/学生2800円/当日3500円

詳細は http://precog-jp.net/ja/events/nibroll-realreality-aichi/

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サウンドパフォーマンス・プラットフォーム [ダンス/プレビュー]

どんなことも、きっと初めは誰かの好奇心やチャレンジ精神が道を切り拓いていったのではないでしょうか。『サウンドパフォーマンス・プラットフォーム』では通常のコンサートなどからは“こぼれ落ちてしまうような前衛的な音楽作品や、台詞や身体表現を伴う作品など、 ひとくくりにはできない新たな音のパフォーマンス”を「サウンド・パフォーマンス」として取り上げています。え?ダンスのBGMとは何が違うの?!音楽の一部にパフォーマンスが組み込まれているんじゃないの?!と思ったあなた、これが違うのですよ(笑)。パフォーマンスだけでも、音楽だけでもない、サウンド・パフォーマンスとしか形容出来ない表現が展開します・・・といっても、音楽の定義もきっとあなたの考えている音楽ではないかも知れません。もしかしたら『えー?コレが音楽?!これっていったい・・・』なんて驚きの連続に見舞われるかも知れません。あ、ちょっと大げさかな(笑)。

私はすっごく残念なことに、会社員の責務を果たさなければならないため、両日ともに劇場には行けないのですが、ぜひ(私の分まで)新しい表現を体感してみて下さいね!パフォーマンス好きな私としては愛知は久々のcontact Gonzo、京都で最近お見かけすることの多い今村達紀さんが要チェックかと。もちろん、他の参加者のみなさんも期待してよいと思います。

新しい表現たちが、あなたの中のチャレンジマインドにも響きますように☆


■日時:2015年3月11日(水)・12日(木) 両日とも19:00開演

■場所:愛知県芸術劇場小ホール

■出演者

【3月11日】
★contact Gonzo
★つむぎね
・井藤雄一「fmiDms」
・今村達紀「関節話法」
・scscs「ら せんかい てんてんてん」
・藤田将弥「It's Automatic」

【3月12日】
★フォルマント兄弟 with 岡野勇仁
★クリストフ・シャルル&柴田聡子
・Flat Sucks + 市川まや「世紀末大運動界 シューベルト[魔王]」
・野老真吾「大きい楽器による小さい音のための[私を寝かせてください]」
・真都山みどり(エムエム研究室)「野生の森~即興ピクニック vol.2」
★=ゲスト・アーティスト

*詳細は下記をご確認下さいね。
http://www.aac.pref.aichi.jp/syusai/soundperformance/


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