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記憶の劇場(2017) [アート/プレビュー]

昨年の夏から、大阪大学主催のプログラム『記憶の劇場』に参加しています。このプログラムは「大学博物館の特性を生かしながら様々なジャンルの芸術活動に関わり、企画運営しつつアート・マネジメント人材を育てる」というもので、6つの活動グループがあります。私は古後奈緒子さんの活動⑦「ドキュメンテーション/アーカイヴ」グループに参加して、出来事を記録・記録を活用していくことについての考察を深めてきました。期せずして、維新派の最終公演にまつわる記録に携わらせていただくという好機になったのは、自分でも驚きでしたが、それなりに身が引き締る思いになりました(苦笑)。

活動⑦では、先ず自分たちが「記録」ということについて、どう考えるのかという原点に立ち返ることからスタートしました。私はアート作品やダンス作品などを拝見することが多いのですが、それらを「記録すること」を考えてみました。作品と鑑賞者は1対1の関係ですし、そこでやり取りされた感覚や心の震えはそれぞれのものであり、例えば映像に残したとしても再現は出来ません。ならば、自分にとって維新派を記録するというテーマの中で何が出来るのか・・・。そこでふと思ったのは自分自身のこと。私は評論家である前に“鑑賞者”であるということを思い出したのです。そして、作品の周辺には自分のような鑑賞者たちがいるということ。鑑賞者たちの中心にある作品を記録することは難しいけれど作品の周辺を描くことで、あるいは作品というものが新たな視点で記録できるのではないか・・・そんな風に思い当りました。

そこで、維新派さんのご協力も頂きながら、「写真日記」という手法を考案し、維新派公演にいらっしゃる観客の方の行動記録を収集・解析し、自分なりの「維新派とは何か」について記録しました。まだまだ至らない点は多いのですが、今の自分の力量で出来る限りのことに挑戦出来たように思います。

グループメンバーは維新派そのものに果敢に挑戦し、力強い映像記録をクリエイトしていますので、そちらもぜひ、ご覧頂けたらと思います。本当に、努力が結晶化したすばらしい作品になっています。
3月11日のクロージングシンポジウムには、グループメンバーとともにプレゼンテーションも行います。短時間ではありますが、最後のまとめとして最善を尽くそうと思っていますので、キンチョーしているカメダを冷やかしにきてはいかがでしょう(笑)?

もちろん、他の活動の展示も充実していて、なかなか見ごたえがあります!
大阪にいらっしゃる機会がありましたら、どうかお立ち寄り下さいね。
大学博物館にはステキなカフェもありますので長居も出来ますので(笑)。

■日時:2017年2月27日(月)〜2017年3月11日

■場所:大阪大学総合学術博物館


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