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TROPE 3.0 /Monochrome Circus × graf × Toru YAMANAKA [ダンス/プレビュー]

私は舞踊批評家協会という組織の末席についているのですが、この協会では年間を通じて各協会員(日本舞踊、バレエ、舞踏、コンテポラリーダンスという大まかなジャンル分けがあるようです)が優秀作を推薦し、合議の上で大賞と新人賞を授与するというミッションを持っています。私はコンテポラリー領域からの推薦をすることが多いのですが、主に東海地方~関西方面での上演作品・アーティストから候補をあげています。

最近の協会員としての私の悩みは、首都圏以外で上演されている作品をどう評価の土俵に上げるかということ。協会員の多くが首都圏在住なので、どうしても目にする作品は首都圏内が多くなっているように感じられます。今年はこの悩みをクリアにすべく、少し動いていこうと思っていますが、それは別途展開しますね。

今回は、こうした悩みをクリア出来る1つの契機としてとらえ、関西圏で主に活動している優秀なカンパニーをご紹介したいと思います。京都を拠点に活動しているカンパニーで、毎年春にダンスワークショップフェスティバルを主催しているといえば、関西圏のダンス関係者なら「ああ、あのカンパニーだよね。」とすぐにわかってしまう活動歴を誇るカンパニー「Monochrome Circus」。彼らが東京で公演をします。

海外とのパイプも持ち、海外共同制作の経験も多く、多ジャンルのアーティストとのコラボレーションも盛んに行っているカンパニーで、ワークショップフェスティバルを通じたネットワークの広さも彼らのクリエイションの大きな源となっているようです。でも、何より魅力あるアーティストをひきつけているのは、コンタクトインプロビゼーションという即興メソッドをベースに、身体能力の高いダンサーと知力の高い演出力を絶妙なバランスで有しているからでしょう。

今回の作品『TROPE 3.0』は2011年にスタートした作品で、2013年の再編を経て今回に至ります。コラボレーションんするのは、大阪を拠点にクリエイティブな家具を展開している会社(彼らのHPをみると「関数としてのデザイン(graf)」という言葉があり、クリエイティブな余白をはらんだ家具を提供している姿勢の後ろにある思想のようなものを感じます)。作品の中にはgrafがクリエイトする不思議な家具(?!)が登場するので、ダンサーとこれらがどのような関係性を生み出すのかが見どころです。音楽の山中透は元ダムタイプのメンバーで、現在はMuDAで作曲家、プロデューサー、DJなどを務めるアーティスト。ダンス、道具、音楽・・・これらの組み合わせがクールでありながら人肌の質感を感じさせる、不思議な作品の世界観をつくりだしていきます。

関西圏の優れたダンスカンパニーの作品、ぜひ、首都圏のダンスファンのみなさんに見て頂けたらいいなと思っています。ぜひ、お出かけくださいね。


■日時:2016 年 3 月 16 日(水)~21 日(月・祝) 全8回公演

■会場:P3 art and environment

*詳細は下記HPをご覧くださいね。

Monochrome Circushttp://monochromecircus.com/current-production/ 

P3 art and environmenthttp://p3.org/JAPAN/



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