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そこを右にまがると… いや左かもしれない/佐藤小夜子 DANCE LABORATORY [ダンス/プレビュー]

私はダンス作品を拝見するのが本当に大好きで、何よりこの瞬間に幸せを感じてしまっているプチ・クレイジーです(笑)。魅力的なダンス作品が上演されると聞けば、北は北海道から南は沖縄まで、後先も考えずに飛んでいってしまいます。そんな私ですが、自分が暮らす街で活動しているグループも全力で応援しています。

名古屋や岐阜を拠点に活動する佐藤小夜子DANCE LABORATORYもその1つ。モダンダンスのグループですが、作品構成や上演場所への自由な感性を持ち合わせるなど新しいことへのチャレンジ精神は旺盛で、人材育成と作品クリエイションの両輪をうまく両立させているグループだと思います。子どものころから指導を受けて育った20歳前後の若手、佐藤さんと肩を並べるようにカンパニーの中核を担うベテラン、どちらも互いの個性を活かしたクリエイションを生み出していると感じますね。

さて、次回上演作品について、下記応援文を執筆させて頂きましたので、こちらのブログでもご紹介させて頂きます。ぜひぜひ、足をお運びくださいね。

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2013 年のあいちトリエンナーレ祝祭ウィーク事業『コンテンポラリーダンス 2013 空間飛行』で上演された本作品は、2 年半を経ての再演となる。2013 年あいちトリエンナーレのテーマは「揺れる大地―われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」だった。東日本大震災後のアートの役割を再考する要素が色濃く反映されたテーマであるが、本作品もテーマと重なるコンセプトが感じられる。

作品の主要モチーフとして使われる白いフレームは手で支えなければ自立せず、倒れてしまう不安定な存在だが、立たせたり、1 枚の板のように平坦にさせたりといった変容が可能な存在でもある。フレームは作品の中で個性豊かなダンサーたちの動きによって様々に姿を変えていく。このシーンからは「こうあるべき」という枠組みを規定しているのは、自分自身かも知れないという疑問がふと浮かび上がってくる。ユーモアを添えつつ、日常の中に潜む小さな縛りを解きほぐす視点は、日常のリズムをダンスとして可視化する佐藤作品の大きな魅力と言えよう。例えば 2014 年から継続しているフラッシュモブでは、和太鼓のリズムとともに参加者は前にいる人の動きを真似ていき、やがて自分の動きも後ろにいる人たちによって波のように連鎖していくという構成をとっている。歩くという単純なリズムに参加者の個性が乗せられることで生まれるユーモアと人々への優しいまなざしを感じさせる演出だ。

『そこを右に曲がると・・・ いや左かもしれない』というタイトルは、独り言のような言葉かも知れない。表面は冷静でも、内側では決断と迷いが揺れ動いている状況だ。効率が求められる現代において、迷い、戸惑い、立ち止まることは良しとされない。しかし、本作品からは揺れ動くことも豊かな個性の1つとして受け止めたくなる希望が感じられる。ラストシーンを見終わったとき、私たちは笑顔になっている自分に気づくだろう。日常 か ら の 解 放 と 、 回 帰 。 私 た ち が 必 要 と し て い る 体 験 が そ こ に あ る か ら だ 。

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■日時:2016年3月12日(土) ①14時30分~/②18時30分~

■場所:名古屋市東文化小劇場

詳細は下記でご確認下さいませ。
http://www.geocities.jp/ssdl_dance/news.html#migihidari2016


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