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梅田宏明さんインタビュー [インタビュー]

あいちトリエンナーレ2010で今日と明日、『Adapting for Distortion/Haptic』を上演される梅田宏明さんのインタビューを行っています。愛知芸術文化センター主催のアートマネジメント実践講座Dコースでの皮切りにと行っていましたが、タイミングが合わずトリエンナーレのHPには間に合わなかったようなので、こちらで掲載しますね。両日ともsold out状態でしたが、11日は30枚、12日は50枚の当日券が出せるようになったようです(詳細は公式HPhttp://aichitriennale.jp/blog/2010/09/adapting-for-distortionhaptic.htmlをご覧下さい)。

鑑賞を迷われている方は、もしよろしければこちらの記事もご参照なさって下さいね。


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取材日:2010年8月4日(水) 19:00
会場名:愛知県芸術文化センター
アーティスト名:梅田宏明


梅田さんがダンスをはじめたきっかけを教えて下さい。

梅田:20歳くらいから踊りはじめましたが、大学生のころで公演に必要な資金もありませんでした。そこで「公演をするのに本当にお金が必要なのだろうか?」という疑問を持つようになりました。アルバイト先でパソコンを使っていたのですが、上手く活用すれば照明・音響・舞台監督などの人件費をカット出来ると考えました。

梅田さんのお話にはアートだけでなく、他ジャンルで起きている流れと共通のものが感じられて興味深いですね。ただ、照明・音響(音楽制作も含む)・映像もご自分でなさって負担にならないのでしょうか?

梅田:決して難しいことをしているわけではないんですよ。一般的に普及している技術を使い、代替出来る部分をパソコンにさせているだけです。僕は舞台全体が1つの作品だと考えているので、ダンスも照明も音響も映像も同じウェイトでつくっています。5年後くらいにはダンスのない作品をつくりたいとも考えています。

ダンスのない作品という構想をダンサーである梅田さんから伺うのは驚きです。

梅田:例えば『Adapting for Distortion』(2008年初演)の中では身体が止まっていても、周囲で映像が動けば身体も動いているように見えます。この点を突き詰めていけば、僕自身が踊らなくても作品は成立するのではないかと考えているからです。


作品づくりはどのように進めているのでしょうか?

梅田:表現したいことは自分の中で明確にあり、それをどうやって見せるかという部分でもがきます。コンセプトという枠組みをつくり、それによって立体化していくイメージでしょうか。日常のいろいろな行動や考え方の中から自分の身体感覚をベースにつくっていると思います。

『あいちトリエンナーレ2010』で上演される作品についてご紹介いただけますか?

梅田:『Adapting for Distortion』のテーマは「錯覚」です。この作品では照明は使わずプロジェクターを使っています。幾何学的な光のラインの中で身体がどう見えてくるか、視界のズレや歪みの中からさまざまな錯覚を感じていただけると思います。『Haptic』のテーマは「色」ですが、語源はギリシャ語の"haptical"=「触覚」を語源とする英語。「触覚的な」「触覚を喜ばせる」という意味をもつとされています。こちらの作品では照明を使います。ダンスについては2つの作品でそれぞれ質の異なる動き方をしていますので、同時に見ていただけるのは僕としては嬉しいですね。

今後の予定を教えて下さい。

梅田:YCAM(山口情報芸術センター)でレジデンス作品を創作します。2月には新作を、3月にはビデオインスタレーション作品を発表予定です。

最後にこのブログの読者にメッセージをお願いします。

梅田:人の記憶に残るものは“身体で覚えている”ことが多い。少し身体に負担はかかるかも知れませんが、僕の作品はダンス作品に馴染みの薄い方でも楽しんでもらえると思います。“記憶に残る思い出”をつくりに劇場へ足を運んでいただきたいですね。また、インスタレーション作品を納屋橋会場で展示しますので、こちらにもぜひご来場下さい。

本日はありがとうございました。

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